脱毛の光毒性って何?
光毒性とは、光毒性を含んだ食べ物、飲み物、化粧品などを摂取したり、塗布したりすることで光線過敏の症状を引き起こす可能性がある成分です。光毒性は有機化合物ですので、天然の果物や野菜に含まれており、存在を知らずに摂取している方がほとんどです。光毒性は摂取してから2〜3時間が活動のピークで6〜7時間かけて消失していきます。光毒性の働きが活発な間は、太陽光を浴びることはもちろん、波長は限られますが、太陽光に含まれる波長が出ている光脱毛やレーザー脱毛の施術も受けないようにされることをお勧めいたします。
光毒性成分の代表的なものとして、ソラーゲン(ソラレン)、フロクマリンなどが挙げられます。
ソラーゲン(ソラレン)やフロクマリンを多く含むもの
ビタミンをCを含んでいる柑橘系の食べ物はソラレンが多い傾向にあります。エステで使用される精油にもレモン、グレープフルーツなどのものには光毒性についての注意書きがされています。
- レモン
- みかん、オレンジ
- グレープフルーツ
- キウイ
- アセロラ
- 野菜
- きゅうり
- セロリ
- じゃがいもの芽
- 香味野菜系
- パセリ
- しそ
- 三つ葉
- パクチー、コリアンダーなど
他にもソラレンを含む食べ物はございます。「これは光毒性大丈夫かな?」と思われた方はその都度ネットで調べられることをお勧めいたします。
ソラレンやフロクマリンを含むものは体に悪い?
ソラレンやフロクマリンを含む食べ物や飲み物は体に悪いものではありません。しかし、夏の紫外線が強い時期や脱毛を受けられる方は、光線過敏の症状を引き起こす可能性が高くなってしまうので、摂取のタイミングを考えられることを推奨しています。
ソラレンやフロクマリンが活発になる時間が摂取後2〜7時間であることを考えれば、基本的には夜に摂取されることをお勧めいたします。
まとめ
光毒性について既にご存知の方の中には「光毒性=柑橘系の果物」といった覚え方をされている方がいらっしゃいます。その場合ビタミンCを含んでいる食べ物全てに光毒性があるかのように思ってしまいがちですが、ビタミンC=光毒性ではないことをご理解ください。ビタミンCを多く含むもので光毒性を含んでいないものもございます。よってビタミンCを朝に摂取すること自体は問題ありません。
また、保湿の化粧品に含まれている「グレープフルーツ種子エキス」などの種子から抽出したエキスにかんしては光毒性は含まれておりません。実は光毒性は果物などの果肉や皮に含まれているので、抽出しているもの自体に光毒性が含まれていても、種子にはふくまれておりませんので、光毒性を含んだものの種子から抽出したエキスを含有した化粧品などを利用されている方はご安心ください。