手術跡への照射はできる?
手術を受けた経験のあるお客様から、「手術跡にも照射できますか?」というご質問をよくいただきます。
この問いに対する答えは「状態によるため個別に確認が必要」です。
すべての手術跡に照射できるわけではなく、肌の状態によっては避けるべき場合もあります。
照射の可否を判断するポイント
手術跡と一口にいっても、その見た目や回復状況はさまざまです。
以下のような状態によって、照射できるかどうかの判断が変わります。
手術跡の状態 | 照射の目安 |
---|---|
術後まもない赤みがある傷 | 照射不可。皮膚の回復を優先します。 |
術後1年以上経過し平坦になっている | カウンセリング次第で照射可能。 |
盛り上がったケロイドや硬い瘢痕 | 基本的に照射不可。悪化のリスクがあります。 |
色素沈着のある跡 | 出力を下げる、または部分的に避ける対応が必要です。 |
なぜ慎重な判断が必要なのか
脱毛機器はメラニン色素に反応して熱を発生させます。
手術跡のように皮膚の構造や色素の分布が通常と異なる部位では、熱の影響が予想しづらくなります。
赤みや硬さが残る部位に照射した場合、炎症や色素沈着が悪化する可能性があります。
そのため、見た目が落ち着いていても、内部の状態によっては慎重な対応が求められます。
照射を希望する場合の対応
手術跡への照射を希望されるお客様には、事前にいくつかの確認をお願いしております。
以下のような対応を通じて、安全に施術を進められるかどうかを判断します。
対応項目 | 内容 |
---|---|
カウンセリング | 手術の時期や部位、傷の状態を確認します。 |
パッチテスト | 施術前に小範囲で照射し、肌の反応を見ます。 |
医師への相談 | 場合によっては診断書をご用意いただくこともあります。 |
出力調整または照射回避 | 安全性を優先し、必要に応じて照射を控えることもあります。 |
自己判断は避け、相談を
お客様ご自身で「問題なさそう」と判断して照射を希望されるケースも見受けられますが、自己判断は避け、必ずスタッフによる確認を受けてください。
見た目が落ち着いていても、内部の組織がまだ完全に回復していない可能性があります。
肌トラブルを防ぐためにも、施術前の丁寧な確認が重要です。
まとめ
手術跡への照射は、肌の状態によって施術の可否が異なります。
赤みや盛り上がりが残っている部位は避ける必要がありますが、十分に時間が経過し、傷跡が安定していれば照射できるケースもあります。
当店ではカウンセリングで状態を丁寧に確認し、安全に配慮した施術をご提案いたします。
不安な点や気になる箇所があれば、遠慮なく事前にご相談ください。
お客様一人ひとりの肌状態に合わせ、安心して通っていただけるようスタッフ一同努めてまいります。